サプリメントを含む食品の製造や販売に携わる人々はみな、これから「ヨウ素131」や「セシウム137」、「ストロンチウム90」といった放射性物質に敏感に反応せざるを得ません。愛用者を抱えるメーカーのお客様相談室などにも「国産の原料を使用していると書いてあるが、放射能は大丈夫なのか」といった不安の声が数多く寄せられています。
福島原発による放射能汚染の問題は被災者の方々のみならず、日本国民全員が“食の安全”に対する危機感をひしひしと感じています。目に見えない放射性物質ですが、堆積・凝縮すればどうなるか。考えるだけでもおそろしいことです。
ごく当たり前に担保されてきた日本の“安全神話”が崩壊したいま、サプリメント業界全体で取り組まなければいけないのは、
「ひとりでも多くの消費者が、安心して商品を手にすることのできる環境づくり」
ではないかと、わたくしども日本サプリメント評議会は考えます。
などの審査を行ない、その条件を満たした製品を『安心安全サプリメント』と確定、当サイトに掲載する評価活動を行なっています。
この活動を通して、適切な品質管理のもとに製造された優れたサプリメントを広く普及させることはもちろん、業界の健全化・透明化に寄与していきたいと考えています。
サプリメントのパッケージやボトルに貼られている“ラベル”は、その製品の安全性を保証するものであるのと同時に、消費者へ情報を提供する役割も担っています。ほとんどの消費者はラベルに書かれていることを“信じて”製品を選んでいます。
つまり、消費者が“信頼のおける表示”であることを前提としているラベルの情報に偽りがあったとしても、なかなかそれを見抜くことはできません。副作用など深刻な事態になって初めて虚偽が露見するわけですが、こうしたことが繰り返されれば、当該製品とその企業に対して不信感を抱くだけではなく、サプリメント業界全体に対して疑心暗鬼にならざるを得ないでしょう。“ラベル”は流通しているサプリメント全体の信頼性を根底で支えているものでもあるのです。
そこで、日本サプリメント評議会では、製品における下記の項目を確認・審査し、ラベルが本来の役割(安全性の保証、消費者への虚偽のない情報提供)を果たしているかどうかをチェックしています。
原料ベースで必要最低限の安全性が確認されていても、製造工程で成分を抽出・濃縮する際に不純物が混入する恐れがあることをご存知でしょうか。医薬品や化粧品同様、健康食品にも安全基準が設けられており、製品になった状態で衛生試験をクリアしていなければ市場に出してはいけないことになっています。しかし実際には、これもメーカー各社のモラルに委ねられているのが実情です。では、どのような不純物が想定されるのでしょうか。
サプリメントに配合される成分には『動植物性由来』と『海洋性由来』があり、それぞれ以下のような不純物が含まれる可能性があり、それぞれに安全性の基準が設けられています。
※第三者機関である食品分析会社で分析したデータのみ有効
NPO法人日本サプリメント評議会では、サプリメント摂取により健康被害が起こりうるリスクがないことを第三者機関で分析した「食品衛生試験データ」で審査し、安全性に問題がないと確認できた製品だけを「安心安全サプリメント」としてご紹介しています。